Is this GLOBAL AIESEC?(小話)
今日は時間に余裕があるので、小話も少し。
(内容がアイセックのメンバー寄りになるかもしれないです。あらかじめご了承を。)
私は学生NPO団体アイセックの海外インターンシップでスリランカに来ています。
アイセックとは世界126か国に支部があり、相互にインターン生を送り出し・受け入れすることによって海外インターンを運営する学生団体です。
実は私も3週間くらい前に引退するまではメンバーとして活動していたので
引退した身とは言えど"I am an AIESECer"(アイセックメンバーの事をアイセッカーと呼びます)と言われれば「同じ組織で活動していた同志」ということになるわけです。
今回はスリランカ関係ないですが、番外編としてその「アイセック」という一つの組織で結ばれた不思議なご縁の話をします。
グローバルな団体の人がグローバルなところに出ていくとこんなことが起こるんだなぁという風に見てもらえれば。
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小話1 スリランカのビーチで彼の名を叫ぶ
(さもタイトルから連想させるものっぽい写真ですが、ほんと偶然に撮れた写真です笑)
スリランカ滞在1日目にコロンボのビーチにみんなで来ていた時のことです。
砂浜で波と戯れたり砂で1人の子を埋めたりしながら遊んでいたのですが、突然背後から
”Hey AIESEC!!”
とアイセック定番のかけ声が。
後ろを振り返ってみると、中国人の女の子が2人立っていました。
話してみると彼女らも中国のアイセックで、スリランカ人がアイセックTシャツを着ているのを見て声をかけたそうです。
アイセックの話なら私もできるので「3週間前まではこの役職してたよ~」みたいなことを話していました。
アイセックでは若干の違いがあるものの組織の役職名が各国共通なので、それを言うだけでどこで何をしてる人なのかお互いすぐに理解できるだけでも結構感激しました。
が、何より驚いたのは片方の女の子と話してる最中に
「へぇ~、それはすごいですね~」
と唐突に流暢な日本語が飛んできたことです。どういうことだ。
話を聞いてみたらなんと、もう一人の女の子はただの中国のアイセックメンバーではなく、昨年日本に長期間インターンに来ていた子だったのです。
しかも同じ大阪府だからさらに驚き、共通の知り合いがいそうということで知っている人探し。
最終的にはスリランカのビーチで同じ府内にある大学委員会の委員長の名を叫んでました。
(スリランカで話題に上がる日本人なんてなかなかいないのですごいですよ笑)
直接の知り合いではないものの、いきなり距離の近い存在と会ったような感覚になりすごく驚きました。
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小話2 一つ屋根の下で、初めて会った異国の女の子と
(左からダルシャナとニシャン。陽気な彼らもスリランカのアイセックメンバーです。)
今度はスリランカの女の子のアイセックメンバーとの話。
4日目の夜はハウスに彼女とコロンビアからの研修生とで3人泊まっていました。
研修生は長旅の疲れですぐに寝たのでハウスではほぼ彼女と二人きり。
最初は初対面らしいお互いのことを聞き合っていたのですが
気づけば彼女の背後に大量の羽虫が。(虫苦手な人ごめんなさい)
「虫虫虫!!!」
どうやら暗くなっても軒下の明かりを付けなかったせいで部屋の明かりに集まってきていたみたいです。
一気に緊急事態。彼女と大慌てで試行錯誤しながら虫を外に出すことに。
けれどもひと段落つく頃にはすっかり気が疲れながら、予想外の事態がおかしくて2人で笑っていました。
幸か不幸か虫の大量発生を一緒に対処したことにより落ち着いてソファーに座ったころにはすっかり打ち解けた雰囲気に。
それを察してか、元アイセックメンバーとしての私のことも知っていた彼女はアイセックに関する話をしてきました。
といっても内容は
「活動と学業どう両立したの?」とか
「アイセックやっていて何がよかったと思う?」とか。
まるで日本にいる後輩メンバーとするような話を、私は異国の彼女としているのです。
しまいには「次年度受け入れ事業の統括するか悩んでいるんだよね」と彼女は悩みを打ち明けてきて、私も私でそんな彼女に対し自分の経験について話していました。
お互いの悩みや感じていることをわかりあっていたりそれをお互い打ち明けたり。
初めて出会った異国の女の子なのにすごい長い間一緒に活動していた仲のような感覚ですごく不思議な気持ちになりました。
(元)アイセックメンバーとして海外に行くのは初めてだったのですが、すごく面白い経験をしていると思います。
初対面なのに同じ組織にいるとわかるだけで一気に親近感わいたり、お互いのことが少しだけどもわかったり。
しかも志だけで集まる学生団体として同じメンバーに出会うことは、社会人になって同じ会社の人と海外で会うのとは少し違い、懐かしい同志に会ったような気分にさせるのではないでしょうか。
そういった意味でもグローバルな団体であるからこそグローバルに出ていく意味や楽しさは十分あるのだろうな、と感じました。