ライオンの島でアフタヌーンティーをのむ。

6週間のスリランカ滞在記。

冒険の夏と真っ白な春

 

 

前回のブログ更新から2週間があっという間に過ぎ、つい2日前日本に帰国しました。

(ブログ全然書かんやん!という声をいただいてますがまだ書きます詳しくは後述!笑)

 

普通ならここでスリランカの思い出を遡ったりfbに感謝の気持ちを述べた投稿をするのかもしれませんが、

そして昨日までの自分の感情を率直に言うと

「苦しい」

でした。

 

 

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「また気ままに過ごしてたい」とずっと思っていた自分の部屋に戻り

ずっと弾きたかったベースやギターもいつでも触れる環境になり

6週間待っていたクローゼットからお気に入りの服を出して着て

会いたかった友人にもちょくちょく会っているのに、なぜか気持ちが晴れ切らない。

 

「自分は今の何かに違和感を抱いている」とはっきり自覚したのは、梅田のサンマルクカフェでコーヒーを飲むという(図らずもブログタイトルに呼応するような状況で笑)待ちゆく人を眺めていた時でした。

スリランカにまた戻りたいとか、メンバーが恋しいかと言われれば違う気がするし

帰国していきなり就活を本格的に始めたことへのストレスでもない。

 

「じゃあ自分が戻りたかった日常って何だったんだろう」とか考えてもわからないし、向こうでよく食べた野菜とかスーパーで見かけると落ち着かなくなる。

違和感の正体や自分の求めているものが考えてもわからず、好きなことをして目の前に集中することで苦しい気持ちから逃れようとしていました。

(逆カルチャーショックかな?とも思って調べてみたのですが違うみたいでした。)

 

そんなことをしていたら、Whatsapp(向こうで使っていたSNS)にメンバーから1通のメッセージが。

私と同じ日に帰国したベトナム人からのメッセージです。

 

 

"Its so boringgggggg"

 

 

「あ、私もこんなこと思ってるのかも」

ストン、と落ちてきました。

 

思えばスリランカでは帰国当日まで色んな国の人と伝統産業の為に一緒に活動して色々な話をしたり、世界遺産を訪れてはスリランカの知らない歴史を新たに知ったり。

毎日新しい挑戦や発見のあることが当たり前になっていた私は、日本での日常にも無意識にそれらを期待していたのかもしれません。

 

「夢を見ていたみたいだ。」

 

帰国した翌日に就活スーツを着て梅田を歩きながらスリランカでの日々を思い出し、ずっと思っていました。

しかし今は“夢のよう”ではなく“過去”として自分の中で位置づけることができています。

そうしたら少し寂しさを感じるようになりましたが、「次に進まなきゃ」という気持ちも出るようにもなりました。

 

毎日部屋を一歩出た先に冒険が待っていた暑い夏はもう終わり

真っ白で綺麗で、だからこそ自分で彩らなければいけない麗らかな春を自分は生きていたのです。

 

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「さて、じゃあ何をしようか」

毎日発見を得たいなら、まずはこれまで怠っていた本を読もうと思いました。

髪型を一新しようと思い、研修に行こうと決めた頃からずっと伸ばしていた髪も今日ばっさり切ってきます。

他には何ができるだろうか。

大阪で過ごす恐らく最後の1年、日々充実させていきたいです。

 

滞在記としてはじめそんなに更新しなかった(笑)このブログですが

スリランカで体験した誰かに伝えたいこと、考えたを忘れないうちに書いて形にする

スリランカに興味持った人の為に有意義な情報を残しておく

という当初の目的から、まだ書きたいことが残っているので少し続けようかなと思います。

行く前にネットで散々探してもほとんど得られなかったビザについて情報蓄積しておきたいなとかも思っています。

「もうライオンの島いないやんけ!」と思う方もいるかもしれませんがどうぞお付き合いください!